格安印刷を利用してコスト削減する場合に、
細かな処理をしてもらえないということが
ネックになることも少なくありません。
例えば、パソコンやケータイ、
あるいは自動車などを取り扱うショップの場合、
実機(実車)のカラーリングと印刷紙面の色が
あまりにも違いすぎると、無用なトラブルを招いたり、
逆に魅力的なカラーが伝わらず、
お客さんに来店してもらえないということがあります。
これは、印刷物の色がシアン、マゼンダ、イエローという
3色(実際にはブラックを含めた4色)をメッシュ状にして
混ぜることでフルカラーの色を作り出しているためで、
質感を含めた実物の色を再現するのは、
それなりの技術と手間がかかるものです。
格安印刷サービスを利用する場合、
定型の印刷物以外はなかなか取り扱いがしてもらえないということも
考慮する必要があります。
例えば、三つ折りの印刷物で、
折り込む部分の端をカットするようなものがありますが、
こういった特殊な加工が必要な印刷物は、
いわゆる印刷通販といわれるような格安印刷サービスでは
受けてもらえないことがほとんどです。
しかし、そこであきらめてしまうのではなく、
何らかの方法で格安印刷に切り替えることはできないか、
ということを模索するのもよいと思います。
格安印刷は、あらかじめ決められた条件の中で
印刷の種類を選ぶサービスだからこそ、
安い料金で印刷ができるということになっているのです。
ですから、何でもかんでも
格安印刷サービスに乗り換えるというのではなく、
定期的に発注している印刷物の中で、
まず、そのままのフォーマットで
格安印刷サービスに乗り換え可能なものはないかどうかを点検し、
そこからコスト削減を図っていくという考え方が合理的だと思います。
格安印刷サービスを利用するだけで、
数万円、ときに十数万円の経費削減になるのであれば、
やらなければ損だと言えるでしょう。
格安印刷のデメリットというと、
どうしても画一的な印刷物の形式になってしまうということです。
例えば、紙の大きさで言え
ばA4とかB4、B5といったサイズになりますし、
紙の厚さについても、折込広告に使われるような、
いくつかの厚さの中から選ぶようになっており、
極端に厚い良質の紙であるとか、
逆に薄い紙というのは選べないようになっています。
今のような不況の時代には、
印刷コストをかけてでも印刷物を作ろうという
企業や団体は激減していますので、
一件の受注で一息つけるというような時代ではなく、
少部数でもなんでも、とにかく大量に受注しようと
印刷料金を値下げすることが相次いでいます。
コスト削減がさけばれるなか、
この印刷料金の値下げ合戦を利用しない手はありませんね。
インターネットで印刷会社を探せば、
とにかく安い料金をうたい文句にした会社
が多く見つかると思います。
また、最近では宅配便での送料無料のところも多いので、
遠隔地であっても料金やサービスを比較して
最適なサービスを選択しましょう。
格安印刷サービスの特徴として、
インターネットを使った大量受注ということが上げられます。
印刷というサービスは、印刷機が必要で、
しかも印刷にはある程度の時間がかかります。
ですから、印刷会社としては、
常に印刷機がまわっている状態、
多少利幅が薄くても、潤沢な受注が得られ、
印刷機を止めている時間が短い状態というのが、
一つの理想の状態になります。
格安印刷というと、安かろう悪かろうというイメージを
持っている人もいるかもしれませんが、
基本的に印刷屋さんというのは、職人気質の持ち主が多く、
安く受注しても印刷の質を落とすというようなことは、
あまりありません。
というよりも、最近の印刷機は
そういった余地がないくらいに
オートメーション化が進んでいるので、
常に最適な印刷物が出てくるようになっていますから、
あまり心配はする必要がないでしょう。
格安印刷を利用してコスト削減を図る企業が増えてきています。
特にサブプライムローン問題に端を発し、
リーマンブラザーズ社の破綻以降、
世界的に拡大した不況の影響から、
印刷業界は企業のコスト削減のあおりを
もろに受ける状況になっていますので、
とにかく赤字でなければどんなに安くても
印刷物の受注をするときには赤字になってでも
受注して現金を回すという印刷会社も増えてきており、
インターネットを使って受注する印刷会社の中には、
かつては考えられなかったような格安印刷を売りにしている会社もあります。

